【名寄市】風連正麺 本店

2023年10月27日、前回、士別市での辛味噌開拓から再び4ヵ月が経過。その時も4ヵ月ぶりであったので、今年はかなりペースが遅くなっている状況。今回は、雪が降る前に最後の遠出ということで、士別市の北に位置する名寄市まで約2時間をかけて遠征。

今回伺ったのは名寄市風連町にある「風連正麺（ふうれんしょうめん） 本店」。さらに北へ行くとイオンショッピングセンター内にも支店があるのだが、時間の都合もあり今回は本店へ。

11時15分ごろに伺うが、店内にはすでに3名のお客。その後も続々とお客さんが来店し、店を出る11時45分ごろには入店待ちの方が3名。あまり調べずに行ってみたお店だが、どうやら地元の人気店らしい。

他の方の注文を聞いていると、どうやら醤油ラーメンが人気らしい。が、こちらは当然辛味噌一択。とはいえ、辛味噌ラーメンにも種類があり、さらに辛さやトッピングが選べるとなると若干悩む。久しぶりの辛味噌ラーメンなので豪勢にしようかとも思うが、そこは思いとどまり、ノーマルの辛味噌ラーメンを選択し、辛さを4辛にしてみる。しめてお値段1,070円である。

注文を終え待つこと少々、運ばれてきた辛味噌ラーメンがこちら。豚骨由来なのか、ややクセ強めに漂う香りに一瞬「あれ？外したか？」との思いがよぎる。トッピングを追加していないため、具材もシンプルにもやし、メンマ、白髪ねぎ、玉ねぎ、豚ひき肉だけである。そして、辛そうに見えないスープ。

スープをいただく。あ・・・美味い♪濃厚かつ奥深さを感じさせるスープは、数口飲むとやや口の中がピリピリするレベルの辛さ。個人的には辛さが物足りないが、スープ自体のレベルはかなりのものである。香りに対して抱いたネガティブな印象はすぐに消え去り、これはアタリだと確信。

麺は旭川近郊で主流のやや細め加水少なめのちぢれ麺。心地よい弾力と適度な噛み応えがあり、好みのタイプの麺である。麺自体にもやや甘みを感じ、しっかりとした味わいが楽しめる麺はもちろんスープとの相性もバッチリ。

全体のバランスも良くかなり美味しいラーメンなのは間違いないのだが、やはり個人的には辛さ不足が気になるところ。卓上の唐辛子を振りかけてみると、これがまた大正解。スープの体の芯から温まるような辛さの中に、口内を直接刺激する唐辛子の辛さがアクセントになり、また違った美味しさが楽しめる。唐辛子の追加で味のバランスが崩れることも多いが、この一品に限ってはむしろ追加したことでより美味しくいただけた。

このお店で唯一、個人的に残念なのがお値段設定である。昨今の原材料の高騰などもあり仕方ない部分もあるだろうが、辛さを増し、麺を大盛りに、そしてチャーシューまでつけるとかなりの高額になってしまう・・・。

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