【長沼町】我夢舎楽

2022年4月22日、毎度のように札幌からの帰路である。雪も融け天気も悪くないのでドライブも兼ねて少し遠回りして帰る。もちろん辛味噌付きである♪今回は南空知地区でまだ開拓していない長沼町の初辛味噌ラーメンをいただくとする。町といえども赤平市より人口が千数百人多い長沼町。辛味噌ラーメンを扱っている店も数店ある・・・さて、どこへ行こうか？

ネット検索し「ここだ！」とワタシの直感が働いたのは、ながぬま温泉近くの「我夢舎楽」。
基本的に行く前は辛味噌ラーメンの有無をチェックするだけで、詳しい情報や他者のコメントなどはほとんど読まないワタシなので、どんな店でどんなラーメンに出会えるかは行ってみてからのお楽しみ感がかなり強い。

なので、今回お伺いした我夢舎楽にはかなり驚いた。そう、店内に入りその内装の素敵さに感動したのである！高い天井から陽が差し込む広々としたウッディーな店内はとても心が安らぐ雰囲気♪椅子やテーブル、ちょっとした小物においても木にこだわった店内は素晴らしいの一言である！

昔懐かしルーレット式おみくじに呼び出しボタンが付いた機械。意匠番号から調べてみると正式な名称は「卓上呼びだし無線機『維新伝心くん』」と言い、福島県の有限会社キャプテンという会社が扱っているらしい。

我夢舎楽の人気No.1ラーメンは素材にこだわった塩らーめんということで、店内には実際に使用されているアンデス山脈の岩塩も展示されている。

塩ラーメンにこだわりがあり、人気も一番ということで今回はさすがに塩ら―めんを注文・・・することは無く、もちろん辛味噌らーめんをいただく。店にこだわりがあるようにワタシにもこだわりがあるのだ！

そして、チャーシュー、半熟卵、メンマ、もやし、玉ねぎ、長ネギ、糸切り唐辛子、三つ葉？とたっぷり具材の載った辛味噌らーめんが到着！普通盛880円でこの具沢山ぶりは嬉しい♪

さっそくスープをいただく。なるほど、辛みはそれほど強くない。ピリ辛よりもちょっと辛めといった感じであろうか？これは後ほど唐辛子追加パターンである。が、個人的には辛みが足りないと感じつつもスープ自体はかなり旨い！スープのコクと旨味を邪魔しない適度な辛さのおかげで、旨味が全面に現れている。まったく辛さが無いわけではないので後からじんわりと体が温まってくるのだ。ちょっぴり多めの背脂の効果かまろやかさもあり、とにかくすべてのバランスが良い絶品スープである♪

若干細めのちぢれ麺もスープが良く絡み美味しさを引き立てる。ほどよい硬さの麺とシャキシャキ野菜、メンマもの歯ごたえも相まって本当に美味しいと思えるラーメンである！

絶妙な茹で加減の半熟卵。見るからに美味しそう、そして、実際美味しい♪

チャーシュー。箸で持ち上げた瞬間にホロッと崩れてしまうほど柔らかい。口の中でもとろけるような感覚であるが少々薄めなのが残念。もう少し厚みがあれば尚良いがそれは贅沢な注文であろう。物足りないと感じるのであれば、トッピングで追加するのが筋である。それにしても旨い♪

唐辛子とニンニクを追加してみるが、これが失敗であった・・・。
唐辛子の刺激とニンニク臭が変に際立ってしまい、せっかくバランスのとれた美味しいスープを台無しにしてしまったのである。完成された美味しさを興味本位で味変するものではないと学習させられた瞬間であった。

とはいえ、かなりレベルの高い辛味噌ラーメンである。長ネギやチャーシューの欠片を拾いながら、ついついスープも飲み進む。危うく飲み干してしまうところだったが、いつものように少し残してごちそうさま！

カレーラーメンも気になる存在。普通カレーラーメンというと丼で出てくるイメージがあるが、こちらはカレー皿で提供されるカレーラーメン。ラーメンよりもカレーに寄った感じだろうか。辛味噌ラーメンと同じくカレーも大好きなワタシにとっては興味津々な一品である！

後で知った事だがこちらの我夢舎楽、地元でも大人気の有名店とのこと。ワタシはこれまで存じ上げなかったがすぐそばにあるソフトクリーム店「あいチュらんど」も名の知れた店だという。このあいチュらんどのおかげか駐車スペースも多く、車が停めやすかったのもありがたい。

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